読書ノート  

大森兄弟     「犬はいつも足元にいて」

第46回文藝賞受賞作で昨年の芥川賞候補作品。
30代の兄弟2人による共著です。

中学生の主人公と、その飼い犬。
母親、離婚して別居している父親。

仲良くもないのに友人面するばかりではなく
執拗に意地悪をしかけてくる同級生。
その母親。

公園で出会った戦争経験者である老人。

作中の登場人物が全員勝手に動いている感じ。
犬と人間、人間と人間。。。
どの関係からも少しの愛情すら感じられない。
モノクロの世界の物語みたいでした。

そして公園の空き地から犬が掘り出す腐肉の描写。
所々で出て来るその描写が物語の芯なのでしょうか?

全ての人間や人間関係の醜い部分や、
生きてゆくということの根底に流れる辛さや苦しみ、
それらが凝縮されたイメージが具象化されたのが腐肉の描写なのかなぁ、と。

だからといって作者が読者に何を伝えたかったのかがわからない。
それは私の読み方が悪かったからなのかな。
短い小説なのでサクっと読めてしまいますが
後味の悪さだけが残ります。
犬も可哀想だったわ(そこですか、突っ込む所は)

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Posted on 20:39 [edit]

category: 読書

thread: 図書館で借りた本 - janre: 本・雑誌

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